1.グランの取り組みと流れ
2.100年続く伝統の再生ウールの流れ
3.人や環境や地球に優しい天然素材のウールの持つ力
4.皆さんと出来る事
1.グランの取り組みと流れ
2.100年続く伝統の再生ウールの流れ
3.人や環境や地球に優しい天然素材のウールの持つ力
4.皆さんと出来る事
愛知県一宮市を中心とした尾州地方は、木曽三川の豊富で良質な水を背景に発達し、世界でも有数の毛織 物産地として栄えてきました。
しかし大正から昭和時代にかけて生産のピークを経た後、社会の景気やファッションの変動により、
他の繊維産地と同じくして尾州も縮小の一途をたどってきました。
それでも尾州にはまだ古い織機・工場・町並み、そして長年毛織物に携わって働いてきた多くの貴重な人材を有しています。
尾州の毛織物は分業制で作られています。 刈った羊の毛から糸を紡ぐ紡績、糸を撚って様々な種類の糸を
作る撚糸、糸を染める染色、デザインをおこし生地を織る製織、織った布を加工して仕上げる整理。
この他にも様々な細かい工程があり、尾州で作られる布にはそれぞれの多くの技術者が携わっています。
天然繊維である毛織物の製造には長年培ってきた毛織物職人の「技」や「経験」にその多くを頼っていますが、
産地の縮小に伴い職人の数も減ってきているのが現状です。
残念ながら私たちが織った生地は国内や海外のブランド向けに製造していても
「MADE IN 尾州」とは表記され無いため
国内のウールの産地が一宮である事、海外の有名なブランドのウール生地を製造している事を
日本の多くの方々は殆ど誰も知りません。 国内も海外もブランドが製造していて日本の人の技術や技の素晴らしさが生きている事を知らずに、
誇りを忘れかけています。 縫製が海外であれば最終製品は海外製という表記になってしまう為、
尾州で働く日本人の技術者の存在に消費者は気づくことができ無いのです。
私たちはこの事業を通し、産地や職人さんをアピールをする事で、尾州を初め
日本製の「ウール生地」の存在を改めて、日本の多くの方に知ってほしいと考えています。
ウール産地である一宮の機屋さんのお力をお借りして
弊社は、オリジナルの企画・オリジナルの柄に変えたウールの生地の製造や一宮の良さと、
職人さんとの新たなる作品を、1人でも多くの方々に触れていただきたい思いで この事業を始めました。
グ・ランは、1人でも多くの方が繋がり、日本製のウールの素晴らしさ、
モノづくりの楽しさ、そして素晴らしい生地に囲まれた豊かな生活のお手伝いをしたいと思っております。
株式会社グ・ランは、アップサイクルをテーマにサスティナビリティ(SDGs)を実現し、主に再生ウール素材や原料を製造しています。
本来であれば廃棄される原料を捨てることなく…発想を活かしたり、素敵なデザインやアイデアを取り入れて今までに無いオシャレな商品にアップグレードさせ生まれ変わらせる事を日々進めて参りました。
この糸は、最初から最後まで繋がりを持った職人の皆様の技術と技の集結になります。この糸から生まれるテキスタイル素材を世に発信する為に、オリジナルの企画・デザインに携わっております。
その為、弊社が手掛ける再生ウール糸は全ての原料が意味のあるリサイクル原料。
日本を代表する企業様を取り纏め、再生事業を進めるのが弊社の役割です。廃棄や焼却は人体にも環境にも良くないですし、費用がかかります。「捨てない・焼かない・人と環境の為に考える」をかかわる方と糸作りを通して、人と人との繋がりを大切にしています。
弊社は、糸の繋がりから生まれる力を信じて再生事業の中心でサスティナビリティを実現し発信しています。
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